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文具コラム

オリジナルペンケース開発秘話

投稿日:2017年8月29日 更新日:

コンセプトができるまで

 

和気文具では様々なオリジナルアイテムを作っています。

中でも人気の高いもののひとつがロールペンケース。

私たちも自信を持ってオススメしています。

 

手帳を使う人や、手帳の周りのアイテムを大切に考えている和気文具にとって

手帳を使うときに使うペンをしまうペンケースは

ちょっと特別に思っているアイテム。

 

「和気文具でオリジナルのファスナーペンケースを作りたい」

 

私たちがそう思うのには、長い時間はかかりませんでした。

 

ペンケースに人が求めるものって本当に様々で、

だからこそたくさんの素晴らしい商品が世の中にはあるんですが、

より良いものにしたい、という思いが強いほど目移りしてしまいます。

 

「キャンバス地や布製はどうだろう?」

「ペンはたくさん入るほうがいいのかな?」

「機能性を追及してみようか?」

 

たくさんの案が浮かんでは消えました。

 

そんなある日、自分自身が大人になってから、

ファスナーペンケースを持たなくなっていたことに気が付きました、

 

「なぜ自分は今、ファスナーペンケースを使っていないのだろう?」

と考えてみたところ、「欲しいものがないから」というシンプルな結論に達しました。

世の中にたくさんのペンケースがあるのに、私はどうして欲しくないのだろう。

 

自問自答してみると、愛用している数本のペンをスマートに持ち運べる、

人前でも出せるような自分がカッコいいと思えるレザーペンケースを

見つけられていないからだと思い当たりました。

 

あってもちょっと予算がオーバーしていたり

色や形、ステッチなどの雰囲気が微妙に好みではなかったり。

 

そこから、たくさんのペンや文房具を持ち運ぶという方向は捨てて、

愛用のペンをスマートに持ち運ぶための「大人が持てるファスナーペンケース」という

コンセプトへとシフトしていきました。

でも、美しくてもペンが取り出しにくかったら意味がない。

 

こうして導き出されたものが

「大人が持てる、美しくペンが取り出しやすいペンケース」という今の形でした。


 

 

新しい素材との出会い

 

形状は比較的早い段階で、

ペンが取り出しやすく、形も美しいL字ファスナー型に決めました。

ただ、和気文具が今までのオリジナルの革小物に使ってきた

「栃木レザー」は素晴らしい革なのですが、繊維がしっかりと詰まっているため

この形状にすると固すぎるのでは、という懸念がありました。

 

 

そこで新しいペンケースにあう素材探しに着手。

その中で浮かんできたのが「姫路レザー」でした。

姫路レザーは、栃木レザーに並んで有名な国内有数の皮革素材。

兵庫県姫路市周辺のタンナーさんが作られる、

上質な植物タンニンなめしのヌメ革をご紹介いただきました。

硬すぎず柔らかすぎないその絶妙なバランスと

しっとりとしたオイリー感に「これだ!」と直感。

 

なにより、革の裏(芯)までキレイにに染色された芯通しの革は

ペンケースを開いた時に中が大きく開いて見えるL字ファスナー型に

ピッタリの素材でした。

 

想いを形にするために

 

目指した形はシンプルで美しい形のペンケース。

そこでまず、型紙担当の職人さんが細部まで気を配りながら

私たちの思う美しい形を探ってくださいました。

 

 

この設計図を元に、サンプル担当の職人さんが作ってくださった

サンプルを手にしたときには、

スタッフ一同、思わず「おぉ・・・」と声が出ました。

 

まっすぐに左右均等に貼られたファスナー。

しっくりと手に馴染む、美しいコバと捻の処理。

芯通しされた革はペンケースを開くと

思ったとおりとても美しかったのです!

 

 

サンプルでも素晴らしい出来でしたが

さらに良いものにするために、マチなどの細かい部分で

幾つかの改善もしていただきました。

 

 

このように、最後まで根気強く私たちのこだわりを形にしていただいて

職人の皆さんには、本当に感謝の言葉しかありません。

 

 

2017年8月、こうして和気文具オリジナルペンケースは

みなさんにお披露目できることになりました。

 

私たちの想いと職人さんの技術が詰まった新アイテム。

愛用のペンを持つ大人の方に、

長く手元に置いて可愛がっていただけたら嬉しいです。

 

→私たちの思いの詰まったペンケースはこちら

 

「作り手の横顔 -ファスナーペンケース編」もあわせてどうぞ

 


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