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クオバディス手帳でおなじみ。フランス ラジェンダ・モデーヌ社のアトリエ訪問

投稿日:2014年9月17日 更新日:

和気文具フランス訪問記 ラジェンダ・モデーヌ社のアトリエ訪問

ラジェンダモデーヌというブランドをご存知ですか?

人気のラジェンダ製カバー、デュオ(上)とトリオン
人気のラジェンダ製カバー、デュオ(上)とトリオン

ラジェンダモデーヌは1829年に創業したフランスの老舗ブランドで
クオバディスのグループブランドなのですが
まだ日本で知っている人は少ないのではないでしょうか。

しかし、その製品はとても質が高く
クオバディス手帳の中でも人気が高い
高級本革カバーシリーズの「トリオン」「デュオ」のカバーは
ラジェンダモデーヌ社で作られています。

今回、クオバディスの工場見学でフランスに行った際に
ラジェンダモデーヌ社にも立ち寄ることができたので
特別にアトリエの様子を見学させていただきました。

見学する前に案内をして下さる方から
「クオバディスの工場と比べると小さいし、見せるほどのものでもないです。」
と言われていたのですが、、、

いやいやいや!

充分、見せるほどのじゃないですか!と
思わずツッコミを入れてしまいそうになるほど
大きな驚きと感動を得ることができました。

そんなラジェンダモデーヌ社のアトリエをご紹介します。

ラジェンダモデーヌ アトリエの場所

工房はクレールフォンティーヌ社と同じ敷地内にあります
工房はクレールフォンティーヌ社と同じ敷地内にあります

ラジェンダモデーヌのアトリエはパリの古い建物の中にありました。

この建物はエッフェル塔が建設されたのと同じ頃に建てられたもので
歴史的な建造物として認定を受けているほど貴重な建物なのだそうです。

そんな歴史ある建物の中に構えられた老舗ブランドのアトリエ…

自然と期待が高まります。

ひとつひとつ、職人さん達が手作業で作っています

職人さんと工房の様子
丁寧な手作業に思わず息を止めて見入ってしまいます

アトリエに入ってまず目に入ったのは
歴史を感じさせる古いミシンや、革を加工するための小さな機械
そして、各持ち場で黙々と作業をする職人さんの姿でした。

あの有名なクオバディスのグループブランドなのだから
大きな機械で沢山の商品を作っているに違いないという私の期待は
良い意味で裏切られてしまったわけです。

その雰囲気は温かみのある『工房』という言葉がしっくりきます。

革を切るところから始まり、ミシンを使った縫製
、 刻印の箔押しまで、革を加工する工程がすべての作業が
熟練した職人さんの手によって行われているのです。

その手仕事は正確かつとても丁寧。

例えば、糸のほつれをとる作業や
革の断面を保護するためのコバ塗りと呼ばれる作業

どれも手間のかかる作業ですが、単に作業を行うわけではなく、
商品を美しく仕上げ質を高めるという想いが強く感じられ
本当に感動しました。

職人さんに「とても丁寧な作業ですね」と話しかけると
「日本の方は質にうるさいから、結構気を使っていますよ(笑)」と
冗談を交えて言葉を返してくれましたが
技術や質を高める工夫に自信を持ってるからこそ言えることなのだと
感じました。

職人さんの想いも伝えたい

職人さんと工房の様子
多くのフランスの職人さんの手を経て製品が完成します

ラジェンダモデーヌ製の革のカバーが使われている
クオバディス手帳「トリオン」や「デュオ」が
良い品だということは知っていましたが
ここまで丁寧に、ひとつひとつ手作業で
作られているとは知りませんでした。

クオバディスの「トリオン」や「デュオ」
またその他のラジェンダモデーヌの商品を使われているお客様
また興味を持たれたお客様に商品の情報だけでなく
こうやってフランスパリのアトリエでつくられている事実を
伝えたくてレポートにしました。

日本の方にも喜んでほしいと、
フランスの職人さん達が手作業で作り上げた手帳カバーを
楽しんで頂けると幸いです。

 


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